第2話「世界は欲しい布であふれている」コモ湖のほとりでの美しい出会い
美しい湖と王侯貴族が残した美しい景観が生んだ美の生産地
イタリアの北部に位置するコモという街は、スイスとの国境に接する湖水地方の中のひとつ。
美しい湖を中心に高級な邸宅が並ぶセレブなリゾート観光地です。
そんなコモは、観光産業の他に、シルク産業が有名です。
ヨーロッパのシルクの製品は、コモ産地のものが全体の80%を占めている様です。
世界中の有名なファッションデザイナーの洋服や、オートクチュールで使うシルクの生地のほとんどが、コモ産地で作られたものです。
目を見張るような美しい色をふんだんに使ったプリント生地は、素晴らしい 以外の言葉がありません。
ひとつの勇気から始まった永いお付き合い
今から20年以上前、初めてアポをとって訪れた会社は、当時コモ湖のほとりに建つ邸宅で、その中が素敵なショールームになっていました。
そのショールームには、一般の人でもアポをとれば入ることができ、生地を購入することができました。
ですから、イタリアのお洒落なマダムたちは、自分だけの特別な布地を探しにやってきて、自分で洋服を作ったり、
知り合いの縫い子さんに縫ってもらったりしていました。
しかし、今から15年ほど前にはそのショールームは無くなり、
そこから車で15分の場所にある本社に行くしかありません。
そこは本社 兼 工場の、大きな敷地に建つ会社で、一般の人は出入りできません。
通常は、大きな商社などの人が取引するときに入るような場所。
姫路の小さなオーダーメイドブティックが入れるような場所ではありません。
しかし、それで諦めるような母ではありません!
当然のことながら、こちらでも事前にメールで熱意を伝えてアポを取り、本社のスタッフと会えることになりました。
どんな場所でも どんな相手でも
自分が欲しいと思ったものを見るためには、ためらいもなく連絡を取る母
彼女にとって、勇気などそこには必要ないのかもしれませんが、
ちょっとした勇気ひとつで、思うように事が運ぶという経験がほとんどです。
母のパワーは計り知れないのです。
工場に隣接するストックルームには、新作や常備展開の無地ものが大きな体育館を何個も連ねた様な広さに並んでいます。
そこを何時間もかけて全て見て回り、世界の一流生地の中から、ブリジャンの感性にピタリとハマる生地を探してまわるのです。
最初は1社だけだった取引先が、そんな風に少しずつ増えていきました。
今ではコモ周辺だけで5社になります。
こうして永いお付き合いが始まり、今に至っているのです。
この繋がりこそが、ブリジャンの財産のひとつです。
イタリアの真骨頂とも言うべき美しい色の集まり。
様々な色が所狭しと並んでいます。
その並べ方、色のグラデーションは芸術!
さあ!どの色をチョイスするのか。
嬉しい楽しい時間の始まりです。
関連情報
Brijean(ブリジャン)|トキメキをプラスするオリジナルバッグ
Brijean(ブリジャン)は、イタリアをはじめとする世界中の美しい布地を使用た、
洋服 バッグ シルクマスクのブランドです。
「日本の女性は、もっとカラフルになれるはず。」という想いを、
オーダーメイドの洋服屋時に得た技術と経験で、厳選のシルクやレース、刺繍生地など発色鮮やかなこだわりの生地を用い丁寧に作成しています。
屋号 |
ブリジャン 有限会社輝服装店 |
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住所 |
〒670-0902 兵庫県姫路市白銀町8番地 |
電話番号 | 079-282-6232 |
営業時間 |
10時〜18時00分 定休日:日曜・祝日、その他年末年始、G.W.、お盆など ご予約いただければ、通常営業時間外に開店も可能ですので、お問合せください。 |
代表者名 | 谷口 茂 (タニグチ シゲル) |
info@brijean-couture.com |