既製服とオーダーメイドの違い!ボタンの付け方
量産の既製服とオーダーメイドの服って どこがどんな風に違うの?
と思いませんか?
生地選びや製図 生地の裁断から縫製まで、何もかもが違います。
今回は、その中でも 「ボタン付け」についてお話します。
ボタンはどうやって付けてあるの?
ボタンは本来、手作業で付けられるものです。
え? それって当たり前じゃないの!?と思いませんでしたか?
小学校の家庭科の時間に習ったことがあるボタン付け
針に糸を通して、手縫いで付けていましたよね。
制服のボタンが外れたとき、お母さんが手縫いで付けてくれましたよね。
ボタンを手縫いでつけるなんて、当たり前!量産の既製服も、同じように手で付けられていると思っていませんか?
違います。
近年、ミシンの種類も豊富になって、あらゆる作業が機械で可能になっています。
ボタン付けも、機械で簡単につけることができるのです。
お手持ちのシャツやジャケットのボタンを見てみてください。
ミシン糸の様な細い糸が何重にもなって付いていませんか?
量産の既製服は、機械でボタン付けをするのが、当たり前です。
機械作業のメリットとデメリット
機械を使うことで、早く、簡単に、綺麗に ボタン付けが可能です。
手で一つ一つ付けるよりも、時間を短縮し、人件費も大きく削減できます。
洋服を作っている企業側からしたら、機械の導入によって、商品価格を下げることが可能になり、
お客様にとっても、嬉しいことですね。
しかし、お手持ちのシャツのボタンが取れた!という経験はありませんか?
糸がスルスル〜っと抜けて、あっという間にポロっと落ちたり、
一本飛び出た糸が気になって触っているうちに、自分で糸を抜き取って取れてしまった。
そんなことが、日常的にあるのではないでしょうか。
機械で付けられたボタンのデメリットは、“取れやすい”ということです。
一つ一つ丁寧に!ボタン付けは手作業で
オーダーメイドの服のボタンは、通常 手作業で付けられています。
機械で使う糸は、コットンかポリエステルの細い糸を使用します。
コットンは切れやすく、ポリエステルは滑りやすいです。
手作業で使う糸は、シルクの糸を使います。
糸の太さは、服の素材やボタンの大きさによって変えますが、そのどちらもミシン糸より太いものです。
シルクの糸は、切れにくく、粘りがあります。
粘り とは何かというと、ボタンに糸を巻きつけたとき、ギュッ と音がして、しっかりと締まる感覚があります。絹で出来た着物の帯を締めたとき、引っ張ると ギュッ と音がして、よりしっかりと締める事ができる事と同じです。
手作業でかたくしっかりと付けられたボタンは、洗濯しても取れません。
例え取れたとしても、ある日突然ポロッと取れる といったこともありません。
取れる時は、糸が緩んでぶら下がった状態になるはずです。
出てきた糸を引っ張っても、スルスル抜けてしまうことはありません。
緩んだボタンをつけ直すために、糸を取ろうと思っても、ハサミを使わないと全てを取り切ることは出来ないはずです。
ですから、オーダーメイドの服ボタンは、落としてなくしてしまった!ということが 滅多におこりません。
オーダーメイドの服は、高額である理由の一つは、手作業が多い ということです。
手作業によって、得られるメリットは、思っている以上に多いのです。
もし、貴女が オーダーメイドの服を持っていたら、改めてボタンの付け方を見てみてください。
驚くほど綺麗に、しっかりと丁寧につけられているはずです。
機械に勝る 手作業が、まだまだ残っている事に、喜びを感じますね。
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洋服 バッグ シルクマスクのブランドです。
「日本の女性は、もっとカラフルになれるはず。」という想いを、
オーダーメイドの洋服屋時に得た技術と経験で、厳選のシルクやレース、刺繍生地など発色鮮やかなこだわりの生地を用い丁寧に作成しています。
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