Brijean(ブリジャン)|一目置かれる私になる。大人のオーダーメイド婦人服 「品格」を纏う、大人のオートクチュール。

Sustaina Couture パリ展示「KIMONO METAMORPHOSIS」を終えて|着物アップサイクルが、フランスで伝えたもの

パリで、着物が「METAMORPHOSIS(変容)」した

2025年10月。

兵庫県パリ事務所を舞台に、着物アップサイクル展示「KIMONO METAMORPHOSIS」を開催しました。

 

Preserve・Regenerate・Integrate Japanese Beauty
― 日本の美を、保存し、再生し、未来へ統合する

 

この理念のもと、Brijeanが新たな仲間たちと立ち上げた一般社団法人サステナクチュール協会

そのブランド「Sustaina Couture by Brijean」として、初めての海外展示となりました。

 

「KIMONO METAMORPHOSIS」が意味するもの

タイトルが意味するのは、「変容による再生」

着物の価値や魂を損なわず、現代のライフスタイルに調和する新たな姿へと変化させること。

伝統を”保存”するだけではなく、”進化させる”こと。

古いものを懐古的に守るのではなく、時代とともに形を変えながら**”美の精神”を生かし続ける**——。

その理念を、フランスの来場者へ発信する場となりました。

 

展示内容:理念を「体験」として感じる

展示会は、理念を「体験」として感じられるよう構成しました。

 

1. 作品展示:着物リジェネレイト作品

着物から生まれ変わった洋服、バッグなど、約30点を展示

中でも、束ね熨斗模様の振袖を再生させたコートは、展示の象徴的な作品となりました。

このコートを、元パリコレクションモデルのAnne Brenner氏が着用してくださったことで、日本の伝統美と西洋のシルエットが融合した美しさが、より際立ちました。

 

2. 布金継ぎワークショップ

伝統的な金継ぎの技法を、布に応用。

長い年月を経た布地の汚れやシミに金彩をほどこすことで、新たな美として甦らせる体験。

このワークショップが、大盛況でした。

来場者は、傷や汚れを「隠す」のではなく「美として昇華させる」という日本の美意識に、深く共感してくださいました。

「サステナブルとは、こういうことなのか」

「『もったいない』の精神が、これからの時代に必要だ」

そんな声が、多く聞かれました。

 

3. Wish-Knot体験

日本の精神性「産霊(むすひ)」を、帯締めで菊結びを結ぶことで体験していただきました。

結ぶという行為に込められた、日本人の祈りや願い。

それをフランスの方々に、実際に手を動かしながら感じていただきました。

 

4. 着物解体ショー

「壊すことで蘇る美」をテーマに、着物の構造美を可視化する実演を行いました。

着物を一枚の布に戻す過程を見せることで、着物が「直線裁ち」で作られていること、そして再生が可能であることを伝えました。

来場者からは、驚きと感動の声が上がりました。

 

来場者の反響

展示には、多くの方が訪れてくださいました。

  • Sylvie Kerviel氏(ル・モンド紙文化記者)
  • Anne Brenner氏(アーティスト・元パリコレモデル)
  • アメリカ大使館関係者
  • 日本文化に関心を持つ多くのパリジャン

展示の理念と作品の優美さ、繊細さに高い評価が寄せられました。

 

 

ル・モンド紙記者の言葉

ル・モンド紙文化副部長のSylvie Kerviel氏は、展示をこう評してくださいました。

「本物の着物の豊かな柄を使って、現代的なラインの服やバッグを作り出している。伝統がモードへと生まれ変わる瞬間を、静かに見せてくれた」

そして、彼女は「美を保存するだけじゃなく、もう一度生かす」という理念にも深い関心を寄せ、サステナクチュールの活動を「文化の再生」として評価してくださいました。

 

元パリコレモデル、Anne Brenner氏の言葉

元パリコレクションモデルであり、アーティストでもあるAnne Brenner氏。

彼女は、束ね熨斗模様の振袖を再生させたコートを着用してくださり、こう語りました。

「あなたたちの美しいコレクションを着ることができて、本当に嬉しかった。フランスでも、センスのあるお客様に絶対に受け入れられるわ」

アンヌ氏は、「美は保存するものじゃなくて、創造を通してもう一度生きるもの」という考えに深く共感してくださいました。

このコートを纏った彼女の姿は、展示の象徴的なシーンとなりました。

 

 

「これは、アートだ」

ある来場者は、作品を見てこう言いました。

「C’est de l’art.(これは、アートだ)」

彼らは、価格を聞く前に、そう言いました。

服は、ただの商品ではない。

作り手の魂が込められた、アート作品なのだと。

 

フランスの名門工房とのコラボレーションが決定

そして、嬉しいことがありました。

パリで、フランスの名門工房・SOPHIE HALLETTE社(ソフィー アレット社)とのコラボレーション作品制作が決定しました。

SOPHIE HALLETTE社——。

それは、英国王室のキャサリン妃のウェディングドレスに使用されたレースを手がけた、フランスが誇る伝統のレース工房です。

日本の着物と、フランスの伝統レース。

二つの伝統が調和する、新しい試みが始まります。

 

パリで気づいた、日本の美の価値

パリで展示をして、改めて気づいたことがあります。

日本の美は、世界に誇れる財産だということ。

着物の柄、染め、織り——。

そのどれもが、何百年もの伝統に裏打ちされた、芸術作品。

でも、日本ではそれが「古い」「着る機会がない」と、タンスに眠っている。

パリの人々は、その価値を瞬時に理解してくれました。

「こんなに美しいものが、日本では捨てられているの?」

そう驚かれました。

 

「日本とフランス、二つの美学の融合」

パリ在住の日本人アーティストの方が、こう言ってくださいました。

「あなたの作品は、日本とフランス、二つの美学が融合している」

日本の引き算の美学——余白、静寂、洗練。

フランスの足し算の美学——装飾、色彩、自己表現。

その二つが、私の作品の中で自然と融合している。

姫路で、祖母と両親から学んだこと。

イタリアやフランスの産地を訪れて感じたこと。

そのすべてが、今、形になっている。

 

次のステップへ

パリ展示は、終わりではなく、始まりです。

SOPHIE HALLETTE社とのコラボレーション。

さらに広がる、着物アップサイクルの可能性。

そして、日本でも、もっと多くの方に知っていただきたい。

「日本の美を、保存し、再生し、未来へ統合する」

その想いを、これからも形にしていきます。

 

世界への展開

パリでの成功を受け、今後の展開も視野に入れています。

ニューヨーク——アートとファッションの中心地で、着物アップサイクルの可能性を発信したい。

ドバイ——ラグジュアリーとサステナビリティが融合する都市で、新しい出会いを。

世界各地で、日本の美を伝えていく。

その準備を、一歩ずつ進めています。

 

そして、日本のお客様へ

海外での評価は、とても嬉しいものです。

でも、私が一番大切にしたいのは、日本のお客様です。

 

パリで「アートだ」と評価された着物アップサイクル。

その技術とセンスを、日本のお客様にこそ体験していただきたい。

タンスに眠る着物を、どうしていいかわからない。

思い出の詰まった着物を、捨てられない。

でも、着る機会がない——。

そんなお悩みを持つ方に、新しい選択肢を提供したいのです。

 

 

着物が、あなたを「一目置かれる存在」に

Brijeanのコンセプトは、「一目置かれる私になる」

それは、オーダーメイド婦人服だけではありません。

着物アップサイクルも、同じです。

 

祖母や母から受け継いだ着物。

その美しい柄、伝統の技術が込められた生地。

それを、現代のあなたが纏える形に再生する。

 

着物の持つ品格と美しさが、あなたを「一目置かれる存在」にします。

 

パリでそれを証明してきました。

今度は、日本のお客様に体験していただく番です。

 

Sustaina Couture by Brijean

60年続くオーダーメイド婦人服のアトリエ・Brijeanが立ち上げた、着物アップサイクルブランド「Sustaina Couture by Brijean」。

 

Preserve・Regenerate・Integrate Japanese Beauty
― 日本の美を、保存し、再生し、未来へ統合する

 

この理念のもと、日本の美を未来へ繋ぐ活動を始めました。

パリで評価されたこの取り組みを、日本のお客様にこそ体験していただきたいのです。

 

あなたの着物を、もう一度生かしませんか?

パリで評価された技術とセンスで、大切な着物に新しい命を吹き込みます。

  • ・コートやジャケットに
  • ・ワンピースに
  • ・バッグや小物に

世界に一着、あなただけの作品を

 

そして、纏った瞬間に感じる、品格と存在感。

「一目置かれる私」を、着物から。

Brijeanのアトリエで、ご相談をお待ちしています。

 

「日本の美を、保存し、再生し、未来へ統合する」

その想いを、世界へ、そして日本へ。

これからも形にしていきます。

 

ご相談は、Brijeanのアトリエで。

お着物をお持ちになって、ご来店ください。

お客様のお気持ちと、お着物に合ったご提案をいたします。

お着物をお持ちでない方も、大丈夫です。

Brijeanがご提案するお着物の中から、お選びいただけます。

 

遠方の方へ:

まずはお電話またはメールでお問い合わせください。

お着物の写真をお送りいただければ、オンラインでのご相談も可能です。

 

メールでのお問い合わせはこちら

 

Brijean(ブリジャン)

◆ご来店・お電話でのご相談も受け付けています。

〒670-0902 兵庫県姫路市白銀町8番地(姫路駅から北へ徒歩5分)
TEL: 079-282-6232
営業時間:10:00〜18:00(定休日:日曜・祝日)

 

よくある質問

Q1. 着物リメイクと着物アップサイクルは違うの?

A. 基本的には同じ意味ですが、Sustaina Coutureでは「アップサイクル」という言葉を使っています。単なるリメイクではなく、価値を高めて再生させるという意味を込めています。

Q2. 着物リメイクは、どんな着物でもできますか?

A. はい。振袖、訪問着、小紋、紬など、どんな着物でも可能です。まずはご相談ください。

 

Brijean(ブリジャン)|一目置かれる私になる。大人のオーダーメイド婦人服

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高級婦人服のオーダーメイド・オートクチュールなら『ブリジャン』。レディースオーダースーツやワンピースなど、女性経営者や大人の女性が「一目置かれる」一着をお仕立てします。着物リメイク(アップサイクル)も対応。兵庫県姫路市のアトリエから全国へ、一生ものの洋服をお届けします。

屋号 ブリジャン
有限会社輝服装店
住所 〒670-0902
兵庫県姫路市白銀町8番地
電話番号 079-282-6232
営業時間 10時〜18時00分
定休日:日曜・祝日、その他年末年始、G.W.、お盆など
ご予約いただければ、通常営業時間外に開店も可能ですので、お問合せください。
代表者名 谷口 茂 (タニグチ シゲル)
E-mail info@brijean-couture.com

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079-282-6232

10時〜18時30分
定休日:日曜、年末年始、G.W.、お盆など